学会ニュース再開にあたって
第4代会長 雲尾周(新潟大学)
本日(本原稿執筆時)はサウナの日、3月7日です。そこで思い出したのが、サウナハットです。昨夏のことになりますが、移転オープンした新潟で有名なラーメン屋さんに行ってみました。待つこと10 人、店内に入ると、店長も店員さんも、サウナハットをかぶっていました。サウナ好きな二人なのかなと当時は思っていましたが、本日、サウナハットを調べてみると、その効果として、のぼせ防止、髪の毛を乾燥から守る、頭皮と耳を熱から守るという3点があげられていました。すると、ラーメン屋さんは、熱のこもる厨房での自衛策としてかぶっていた可能性が高いと考えられます。もちろん、サウナ好きでなければそもそもサウナハットを知らないでしょうし、ファッションとしても気に入らなければかぶらないでしょうから、真相はわかりません。わざわざ聞きに行くほど気になって仕方ないわけではありませんので、真実は厨房の湯煙の中に置いておきます。このことから言えるのは、みたまま、先入観、思い込み、常識、普通といったことへの疑いを常に持つことの大切さです。仕事がルーティン化していけばいくほど人は疑うことをしなくなります。そこに陥穽が現れるのです。定型化、標準化は大切ですがそこからさらに一歩進めることへの取り組みは、学会のような多様な人々の交流の場でこそ生まれます。本紙の再開によって、一層のつながりを広げて参りましょう。
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